家庭にある、普通のコンセント。

「これ、どこに差せばいい?」

多くの方は、こんなことを考えたこともないでしょう。
「どっちでもいいじゃん」
正解です。
では、何故でしょうか?
それは、
“並列回路だから”
です。
おはようございます。こんにちは。こんばんは。ぴ~ちゃんです。
今回は、中学校理科で習う「直列回路」と「並列回路」について。
「直列回路は簡単なイメージがあるけど並列回路って何か苦手。」
という方がいらっしゃるのではないでしょうか?
でも身の回りの”電気回路”は、ほとんどが「並列回路」で構成されています。
この「並列回路」が理解できたら、
コンセントはどこに差しても同じなのは何で?
とか、
電線にいるあの鳥、何で感電しないの?
とか、
いろーんなことが説明できるようになります。
そこで、今回は「並列回路」について、勉強してみましょう!
も く じ
並列回路について勉強しよう!
まず、最初に並列回路を復習しましょう!
そもそも並列回路とは?
直列回路と並列回路の特徴は以下の通りです。

少しは思い出せましたか?
基本は一緒!
電流の通り道が2つ以上だと並列回路ですね!
次は、並列回路のルールについて思い出してみましょう!
並列回路のルール
並列回路の主なルールは3つです!

以下で詳しく解説していきます!
①電圧は全部同じ!

電流の通り道が2つに分かれていても、電圧は同じなのです!
はい、簡単ですね!
②電流は分かれるけど、足したら同じ!

分かれた後の電流の足し算は、分かれる前の電流と同じ!
はい、これも当たり前ですね!
これ、とっても重要で「キルヒホッフの第一法則」なんて呼ばれたりします。
2つのルールが分かったので例題1を見てみましょう!
・例題1

ルール①とルール②、使いこなせましたか?
次は合成抵抗の求め方!
並列回路はこれが、ちょっと難しいんですよね!
③抵抗は1つにまとめられるよ
抵抗は1つにまとめられます。まとめたものを合成(ごうせい)抵抗といいます。
これが少し難しい。。。
そもそも合成抵抗ってなんなの?

合成抵抗とは、抵抗を1つにまとめたものを差します!
まだ難しいですかね(^^;?
イメージはこんな感じです。


これならまだわかりやすいですかね?
電気の流れっていうのは水の流れと非常に似ているのです!
ではどうやって計算するのでしょうか?
これも簡単!次の画像をご覧ください!

「和分の積(わぶんのせき)」って覚えておいてください。
ひとまずこの理解でいいでしょう!
合成抵抗は、掛け算を足し算で割れば求められらます。
早速問題を解いてみましょう!
・例題2

どうでしたか?
実は例題1と同じ問題です!
電流の求め方が2パターンありますね!
“合成抵抗”を使えば、こういった解き方もできます。
まあ、正直どうでもいいですかね?
概ね理解できたということで、日常の並列回路について考えてみましょう!
身近な並列回路
ここでは身近な並列回路について考えてみます。
実は身の回りの電気はほとんどが並列回路です。
先ほどのルール①を思い出しながら、見てみてください。
コンセントはどうなっているの?
コンセントもすべて、並列で電気が供給されています。


炊飯器も洗濯機も並列回路ですね!
だから、どこのコンセントを使ってもいいわけですね!
少しは納得していただけましたでしょうか?
まとめ
今回は”並列回路”について、解説してきました。
重要なのは、ルール①!
ルール①の”電圧はすべて同じ!”があるから、並列回路はよく使われるんですね!
電気の流れは水の流れと似ています。
「水だったらどう流れるだろう?」
って考えるとイメージができるようになります。
身の回りのほとんどで”電気”が使われています。
ガスで火を起こしていた時代から、
電磁誘導で熱を使う時代へ
電気の需要はこれからも増していくでしょう!
この記事を読んで、電気って面白い!
ってなるといいですね。
以上、ぴ~ちゃんでした。
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